映画レビュー】『モテキ』|痛くて、リアルで、最高に笑えて泣ける“恋愛迷走男子”の青春物語!

ストーリー

こんにちは!今回は、邦画の中でも異色の恋愛映画『モテキ』(2011)をご紹介します。

一言で言えば、「こじらせ男子が本気で恋と向き合う」物語。笑えて、ちょっと切なくて、でもどこか自分の中の“青春”を揺さぶられるような不思議な映画です。


映画『モテキ』基本情報

項目内容
タイトルモテキ
公開年2011年
監督大根仁(『バクマン。』『MIU404』演出でも有名)
原作久保ミツロウの漫画『モテキ』(※映画版はオリジナルストーリー)
主演森山未來(藤本幸世役)
主な共演長澤まさみ、麻生久美子、仲里依紗、真木よう子
上映時間118分
ジャンル恋愛、青春、コメディ、音楽映画
特徴音楽×恋愛×サブカルのミックスが超絶センス良し

あらすじ|「人生で一度だけ訪れる」と言われる“モテキ”が再び!?

草食系で恋愛経験も乏しい“非モテ男”藤本幸世(森山未來)。30歳目前、かつて一度だけ訪れた「モテキ」から数年、すっかり平凡な日々を送っていた彼の元に、突然モテ期第2波がやってくる!

次々と現れる魅力的な女性たち。
焦る心。舞い上がるテンション。
でも、どれもが「うまくいきそうで、うまくいかない」。

SNS、メール、恋愛とセックスのズレ、自己肯定感の低さ…。
現代日本の恋愛リアルがぎっしり詰まった、笑えて痛い、そして泣けるラブストーリーです。


感想レビュー|こじらせ男子の“あるある”が刺さる

正直、最初は「またよくある恋愛モノか」と思って観始めました。でも、違った。
『モテキ』はただのラブコメじゃない。“こじらせ男子”の内面をここまでリアルに、ここまで面白く描いた映画は他にないと言ってもいいかもしれません。

● 主人公・藤本幸世の痛さがリアル

森山未來の演技力が本当にすごい。挙動不審なLINE(当時はメール)とか、ちょっと気に入られると勝手に舞い上がって、でも自分に自信がなくて踏み出せない。そのもどかしさが「わかる…!」って思わずうなずいてしまいます。

● 長澤まさみが、最高にヤバ可愛い

もうね、この映画の長澤まさみはズルいです。サブカル女子×自由奔放×ちょっと小悪魔。これは男なら誰でも惚れてしまうやつ。
それだけに、彼女との関係に振り回される藤本の姿もまた、見ていて苦しくて、愛しくて、でもどこか笑えてしまう。

● 音楽の使い方が秀逸!

フジファブリック、女王蜂、B’z、Perfumeなど、センス抜群の選曲がシーンに完璧にハマっていて、「これはPVか!?」って思う瞬間も。
音楽×映像×心情描写が一体になって、観ているこちらの感情も一気に引き込まれます。


映画『モテキ』の魅力まとめ|なぜ今見ても刺さるのか?

  • 現代の恋愛におけるリアルな“すれ違い”を描いている
  • 「恋愛とは何か?」に向き合う等身大の主人公に共感
  • キャストが全員魅力的で、それぞれの女性像が鮮明
  • センス抜群の音楽演出でテンポも◎
  • 笑えるのに、気づけば心に刺さっている“名言”が多い

こんな人におすすめ!

  • 30代前後で恋愛に悩んでいる人
  • 恋愛こじらせ男子・女子
  • 音楽好きで、映画の中での使われ方にこだわりがある人
  • 長澤まさみファン
  • 「好きって何?」「恋愛って何?」とふと立ち止まる瞬間がある人

まとめ|“モテキ”は、ただの恋の話じゃない。

『モテキ』は、自分の不器用さや恋の理想と現実のギャップに苦しんだことのある人なら、誰もがどこかで自分を見つけてしまう映画です。

「恋がしたい」と思っていたはずなのに、
いつの間にか、「自分の人生と向き合いたくなる」ような気持ちになる。
そんな不思議な力を持った、恋愛映画の枠を超えた一本です。

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