【映画レビュー】『トランスポーター2』『トランスポーター3 アンリミテッド』｜さらに進化したアクションとジェイソン・ステイサムの色気に惚れる！

こんにちは！映画好き30代ブロガーのsalmonです。
前回ご紹介した『トランスポーター』に続き、今回はシリーズ第2作・第3作をたっぷり語っていきます。

「シリーズ物って、続編になるほどクオリティが落ちる」と思っている人、ちょっと待ってください。
この『トランスポーター』シリーズは、むしろ回を重ねるごとに進化していくんです。

アクションの迫力、カーアクションの演出、そしてジェイソン・ステイサム演じるフランク・マーティンの魅力がどんどん増していく…そんなシリーズの魅力を、感想も交えながらお届けします！

『トランスポーター2』（2005）

物語の舞台はフランスからアメリカ・マイアミへ。
フランク・マーティンは、今や違法な“運び屋”ではなく、裕福な政治家一家のボディガード兼運転手として静かな生活を送っていました。
そんな中、彼が送迎を担当していた少年・ジャックが誘拐されてしまい、フランクは再び命を懸けた戦いへと巻き込まれていきます。

「少年を守るために命を懸ける」という分かりやすい構図が、シンプルながら胸を打ちます。
フランクの無骨な優しさや、守るべき存在ができたことで見えてくる“人間らしさ”にも注目です。

車でのアクションシーンがとにかくすごい！中でも有名なのが、クレーンフックで車の爆弾を外すという離れ業のシーン。
「そんなのアリ！？」と思いつつも、興奮と爽快感が止まりません。

女性の殺し屋・ローラがとにかくインパクト大。過激な服装に大口径の銃、狂気すら感じる行動…彼女の存在が映画に緊張感と妖しさを与えています。

ジェイソン・ステイサムが演じるフランクは、前作よりも“人間味”が増していて、ますます魅力的。
表情やセリフの少なさが、逆に感情を感じさせるってすごいなと。
筋肉だけじゃない、「男としてのかっこよさ」がこの作品でさらに輝いて見えます。

シリーズ第3作では、フランクが再び危険な“運び屋”としての仕事に戻るところから始まります。
今回の任務は、謎の女性ヴァレンティーナとともにある荷物を運ぶこと。しかしなんと、体に爆弾が仕掛けられていて、車から一定距離を離れると爆発してしまうという過酷な条件つき！

ヨーロッパを縦断する命がけの旅の中で、二人の間に少しずつ生まれる絆。そして、陰謀の全貌が明らかになっていきます。

「車から離れられない」というルールがあることで、全編を通して緊張感MAX。
追われながらも離れられない、戦いながらも車から離れられない、その設定だけで一気に没入感が増します。

今作では列車上のアクションシーンや、水中格闘、狭い空間での接近戦など、アクションのバリエーションが豊富！
ステイサムの肉体が存分に活かされていて、戦いのたびに「この人、本当に強いんじゃ…？」と思ってしまうレベル。

今までのシリーズにはなかった、ちょっとした恋愛要素もあり。
任務の中で育まれる絆が、クールなフランクに少しずつ変化をもたらしていく姿に、思わずホッとさせられるシーンも。

今作のフランクは、ますますタフでかっこいい。でもそれだけじゃなく、時折見せる優しさや不器用な感情表現に、グッと引き込まれました。

ラスト近くのシーンでは「ただのアクション映画じゃない」と感じさせられる余韻もあり、何度も観返したくなる一作です。

『トランスポーター』シリーズは、ただのアクション映画じゃありません。
無敵な主人公が戦うだけじゃなく、その裏にある信念、正義、優しさ、そして進化するアクションの完成度が、何度観ても飽きない理由です。

シリーズを通して一貫して言えるのは、「ジェイソン・ステイサムのカッコよさは反則級」ということ（笑）
男としても思わず憧れてしまうほどのストイックさと強さ。観るたびに「こんな男になりたい」と思わせてくれる存在です。